Sayer Says in Japanese

Thursday, July 30, 2009

直接選挙の可能性

科学紀元9年7月30日

 あと1ヶ月ほどで総選挙である。日本は間接選挙なので,国会でも地方議会でも,議員を投票で選んで,彼らに立法をまかせている。しかし,直接選挙で個々の法律を制定するかどうかなどを決めるという方式を,ずっと昔からとっている国がある。スイスだ。十年ほど前にジュネーブを訪れた時,友達の研究者が,今度の日曜日に選挙にいかなくては,といっていたので尋ねたら,なにかの件についてどっちの方式がよいかを国民が投票するというのだ。
 まだ15年ほどしかたっていないというものの,現在はインターネットの時代である。会員のほとんど全員が電子メールやネット環境を日常つかっている学会では,電子投票システムを使うことが増えている。そうであれば,選挙も電子的に,さらには間接選挙もやめにして,直接選挙にすればよいのではないのかな,と思ってしまう。法案を作るのはプロが必要だが,それが社会にとっていいかどうかは,法案ごとに民衆が投票したらいいだろう。インターネットの時代があとさらに15年続けば,30年,すなわち1世代がどっぷりネット環境につかっていることになる。老いも若きもネットで毎日いろいろな法案に投票する,という日が,いずれは来るべきだろう。
 最近,毎日TVに流れる総選挙にむけた騒ぎを見ていると,そう思う。

Wednesday, July 22, 2009

Malaysiaをはじめて訪問しました

7月上旬に1週間ほどマレーシアに行きました。首都クアラルンプールの近郊にあるMonash Universityの研究者との,今後の共同研究の可能性をさぐるために訪れたのですが,研究のことはそれとして,毎日多様な料理をおいしくいただきました。私は一般的に,日本にいるときよりも海外にいった時のほうが,朝,昼,晩としっかり食べてしまうので太ってしまい,帰国してから減量する努力を毎回しているのですが,今回は特にその傾向がつよく,今日はインド風料理,明日はマレー料理,つぎは中華風料理という具合で,どれもおいしくて,しかもたっぷり食べてしまい,ずいぶん太って帰国しました。ライスで特に絶品だったのが,アラブ料理の店で食べた長さ1cm程度のインディカ米で作った炒め飯。同行したマレーシア出身の留学生も,こんな長い米はみたことがないといっていました。いわば乾燥したウジ虫のような。でもとにかくおいしいのです。
 減量のため,今朝もその前の日も,朝は紅茶のみ。今も紅茶を飲みながらこのブログを書いています。

09年7月22日 曇りで日食を見られなかった三島にて

斎藤成也