原発銀座県の出身者として
11年8月31日
今年のゴールデンウィークは、福井市に帰省しました。車で東名、名神そして米原から北陸自動車道に入ったのですが、途中、敦賀の付近にある杉津PAで休憩した時にとった写真が上のものです。敦賀半島に、不気味に浮かぶ白い建物は、原子力発電所です。地図情報からすると、おそらく日本原子力発電のものでしょう。小学6年生の時に、遠足で敦賀の原子力発電所に見学にいったことがあります。この発電所だったかどうかはわかりませんが、当時は最新の科学技術の粋を集めたものとして、子供の僕は素直に感動していました。
高校生になったら、なんか変だなと思うようになりました。原子力が、宣伝されるほど安全なら、なぜ大都市のそばに建設しないのだろうと思いました。東京湾に「安全な」原発を建ててもいいのではと思いました。
当時は、敦賀から若狭湾に建てられた原発は、越前の人間にとっては別の世界でした。しかし、この敦賀の原発は、福井市から50kmほどしか離れていません。決して遠い存在ではないのです。原発は、危険です。これは福島原発の大事件により、否定できない事実となりました。
斎藤成也