Sayer Says in Japanese

Sunday, March 18, 2007

ウェッジ選書『ゲノムはここまで解明された』

科学紀元7年3月18日(日)
今週には、標記の本が発行される予定である。編著を担当した。私が書いた「はじめに」から:

本書は、雑誌ウェッジの「フォーラム地球学の世紀」の一環として、二〇〇六年の五月から八月にかけて「ゲノム学が生み出す新しい世界像」というシリーズ名のもとに開催された四回の講演と、同年一二月に行なわれたゲノム研究者四名による座談会をもとにしたものである。講演は、五月にこのシリーズを企画した私が最初に話したあと、六月に和田昭允(東京大学名誉教授、横浜こども科学館館長)、七月に榊佳之(理化学研究所ゲノム科学総合研究センター長)、八月に佐藤矩行(京都大学教授)が行なった。本書の第1章から第4章までは、これら講演にもとづくものだ。座談会は、藤山秋佐夫(国立情報学研究所教授)、服部正平(東京大学教授)、森下真一(東京大学教授)を迎えて、私が司会をした。

なお、「私」とは、斎藤成也のことである。
 第1章の私の文章と、第2章の和田昭允先生の文章が、どちらも神秘への言及で終わっているという偶然の一致は、おもしろいなと思っている。