Sayer Says in Japanese

Saturday, October 17, 2009

11月2日と3日の講演会のお知らせ

科学紀元9年10月18日(日)

11月にふたつの講演会で話をします。どちらも参加費は無料です。

(1)サイエンスアゴラシンポジウム「統合生物学 - 生物をまとめて調べると見えてくる世界」
主催 日本学術会議 統合生物学委員会
日時 11月2日(月)13:30~16:30
場所 お台場 東京国際交流館3階 国際交流会議場
会場へのアクセス
プログラム
 13:30〜13:40 開会挨拶(鷲谷いづみ統合生物学委員会委員長)
 13:40〜14:05 生物社会の理解にむけて-生物集団の自己組織化を解明する統合生物学-(松本忠夫)
 14:05〜14:30 遺伝子の側面から生物の世界全体を見る(美宅成樹)
 14:30〜14:55 太陽を食べる生物と地球を食べる生物:深海生物の不思議に迫る(北里洋)
     休 憩
 15:05〜15:30 化石と統合生物学(西田治文)
 15:30〜15:55 生物学の十字路としての行動生物学(長谷川寿一)
 15:55〜16:20 人類の視点から生物をながめる(斎藤成也)
 16:20〜16:30 総合討論  
ホームページ

(2)公開講演会「ダーウィンと人類進化」
主催 日本人類学会
日時 11月3日(火)13:00~17:00
場所 東京大学本郷キャンパス 理学部2号館4階大講堂
会場へのアクセス
講演者
 長谷川真理子・総合研究大学院大学 先導科学研究科 教授
 馬場悠男・国立科学博物館 人類研究部 前部長
 松沢哲郎・京都大学 霊長類研究所 所長
 斎藤成也・国立遺伝学研究所 集団遺伝研究部門 教授

今年中に出る共著2冊のご紹介

科学紀元9年10月18日(日)

現在校正中なので、あと少しで出る本が2冊あります。
ひとつは、高校の同級生だった佐々木閑君(花園大学文学部教授)との共著です。『生物学者と仏教学者 七つの対論』。ウェッジ選書として、11月下旬に発行予定です。表紙は私の長女のはらの作品『色即』の一部を使っていただくことになっています。

もうひとつの本は、講談社サイエンティフィックから出る予定の『絵でわかる人類進化』です。現在初校のチェックをしている段階なので、刊行は12月になるでしょう。私が編集し、一部の章を担当しましたが、海部陽介さん、米田稔さん、隅山健太さんの3人の人類学者もいくつかの章を担当されています。4年以上前に書き始めたのですが、けっこう時間がかかってしまいました。

実は、単著の本も今年末までに刊行される予定ですが、まだ書名が未定なので、それが明らかになってから、このブログでもお知らせしようと思います。現在初校が終わった段階です。

上海で見ることができなかったこのブログ

科学紀元9年10月18日(日)
 久しぶりの投稿です。実は、9月に1週間ほど中国の上海に滞在していました。そのときに、上海でのことをこのブログに書こうと思ったのですが、何度トライしても、ページが表示されません。ところが、帰国したらなんの問題もなく見ることができました。勘ぐるに、中国政府が多くのブログページを見ることができないようにブロックしているのだと思います。いろいろな個人の意見をウェブで公開されるとまずいと考えているのでしょう。中国の民主化は、まだまだ遠いようです。
 私がなぜこんな勘ぐりをしたのかというと、2年前にチベットのラサ市に数日滞在したおりに、その直前上海では使うことができたGmailがまったく使えなかったからです。おそらく自由なメールのやりとりを妨げるために、このような遮断をしているのだろうと推察していました。
 数日後にまた上海に行くので、そのときこのブログにまたトラブルがあれば、おそらく中国政府の意図的なブロックだという可能性が高まることになります。