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Monday, October 03, 2011

アメリカの民度の低さ

科学紀元11年10月3日

 一昨日から米国のデトロイトに来ています。昨年11月に逝去したMolecular Phylogenetics and EvolutionのFounding Editor, Morris Goodman博士を記念したシンポジウムに参加するためです。成田空港からシカゴ空港を経てやってきたのですが、いろいろとトラブルに見舞われました。まずはささいなことから。
 現地時間の朝8時ごろにシカゴ空港に到着し、5時間ほど次のフライトを待ちました。最初カフェテリアでコーヒーだけ頼んで、1時間ほどテーブルで愛用のMacAirで仕事をしていたのですが、小さなテーブルの向こう側に人が座ったので、なんとなく気まずくなり、時間的にも午前11時を過ぎたので、昼食をと思い、空港内の別のカフェテリアへ。そこであるハンバーガーを注文しました。とても分厚くて、けっこうおいしかったのですが、請求書を見たら、私の注文したのではなく、エルビスバーガーとありました。チップを置いてゆくときに、注文とは別のものが来たよと、ウェイターの叔父さんに文句を言って立ち去りました。
 まあこれはたいしたことはありません。おいしかったから。次はからだにこたえました。ターミナルとターミナルのあいだを小走りしましたから。シカゴ空港に着いて、スーツケースをあずけた時にターミナル2へ行けと言われ、ターミナル間をつなぐ電車でターミナル2へ。電光掲示板で乗り継ぎ便のゲートを確認したら、たしかにターミナル2のF11ゲートとあったので、出発1時間まえになったらそこに行きました。ところが、搭乗予定時刻の10分前になっても、デトロイト行きの表示が出ません。そこでカウンターの人に聞いたら、いや、ここではなく、B14だとのこと。しかもターミナル1!急ぎなさいと言われ、あわてて小走りでおよそ15分。疲れました。ここでも、搭乗する時に、ユナイテッド航空の職員に「最初の表示はF11でしたよ」と捨て台詞。
 三度目は、デトロイト空港で。預けたスーツケースを受け取るために、Baggage Claimに行って、自分の乗った飛行機の荷物がどこの回転台に来るのかを確認して、20分ほど待っていました。ところが、み〜んな出てきて回転台はからになり、残っているのは、私だけ。不安になって、もう一度電光掲示板を確認しましたが、やはり回転台2となっています。係員がどこにいるのかわからないので、とにかく別の回転台を探そうと、ちらっと隣の回転台3を見たら、ラッキーなことに自分のスーツケースを発見しました。
 こんな具合で、表示が信用できないのです。そういえば、2年前にSMBE会議で米国のアイオワに行った時に、シカゴに1泊しましたが、空港近くのホテルにもどろうと、ダウンタウンから乗った電車も、ショッキングな表示の間違いがありました。プラットフォームの表示にしたがって、ある側に来るはずの電車を待っていたら、その側に来たのは、空港とは反対方向の地名が先頭に着いている車両でした。どちらの表示が正しいのかわからなくて、ドアがあいたらすぐに中の乗客に聞いたら、空港と反対側にゆく車両でした。結局、同じ側にあとで電車が逆方向から来ました。こんなようでは、上海の地下鉄事故のようなことも、米国ではおこるかもしれません。
 全体的に見て、米国の民度が低いなあと感じた今回のデトロイト行きでした。

斎藤成也

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