Sayer Says in Japanese

Saturday, June 16, 2007

Three Days in Tibet

科学紀元7年6月17日午前0時10分
 先週、チベットの首都ラサを3日間だけ訪問した。西蔵大学で生物多様性のワークショップがあり、それに参加したのだが、海抜3600mの場所であり、毎朝起きると軽い頭痛がした。また夜ひんぱんに目が覚めた。最後の日にポタラ宮を見学する機会を得た。昔から行ってみたいなと思っていたところのひとつである。感激した。8世紀にこの場所が首都にふさわしいと決めた当時のチベットの人々のこころいきや、良し。ポタラ宮を2時間かけて、同じワークショップの参加者だったある英国紳士と見学したあと、おいしいイタリア風コーヒーが飲めてしかもインターネットを使えるカフェーでひとやすみして、今度は市内のふたつの重要な寺院(小昭寺<ラモチェ>と大昭寺<ジョカン>)を見学。前者では入場料を払うと、すぐに寺院の中に案内され、赤色の僧衣をまとった数百人から千人を超えるかと思われる僧侶がぎっしり座っているなかを縫って寺の奥へ。ありがたい仏像をおがませていただく。貴重な体験だった。後者では、門前で何人もが五体投地の礼拝を繰り返していた。内部は、ポタラ宮を見たあとではそれほど深い感激はなかったが、中央の仏殿のようなところで、われわれ観光客がどんどん入ってきているのにもかかわらず、なにか大きな物体を数名で持ち上げて修理かなにかの作業をしているのが、印象的だった。
 あちこちでみかけたタルチョ。ひんぱんに首にかけてもらったハタ。歌、また歌。人々の表情。もう一度来てみたい気にさせる土地である。

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