Sayer Says in Japanese

Friday, January 05, 2007

歴誌

尊敬する岡田英弘先生の『歴史とはなにか』(文春新書)を読んでいて思った。歴史学者の定義する「歴史」は,狭い意味での歴史とはいえ,やはりこの言葉の持つ意味は尊重すべきだなと。生物の歴史や宇宙の歴史というのは,本来の「歴史」の比喩にすぎないのだから。そこで,歴史を含み,最大の存在である宇宙全体の時間発展の記録を最大とする記録を,あたらしく「歴誌」と呼ぶことを提案したい。ウェブ検索したら,この言葉はほとんどでてこなかった。ここに,文字記録をもとに書かれた人間社会の「歴史」のみならず,森羅万象の時間発展の記録という意味での「歴誌」という概念・用語を提案する。
科学紀元7年1月6日 斎藤成也

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